「阿波番茶」のルーツは雲南省の発酵茶?研究会が調査報告―徳島県

Record China    2010年5月25日(火) 18時45分

拡大

23日、中国雲南省で3月に行われた日本の「阿波文化」の起源をたずねる調査の報告会が、徳島県鳴門市の賀川豊彦記念館で行われた。写真は07年9月、日中国交正常化35周年を記念して北京の王府井で行われた交流イベント。阿波踊りなど両国の伝統芸能が披露された。

(1 / 4 枚)

2010年5月23日、中国雲南省で3月に行われた日本の「阿波文化」の起源をたずねる調査の報告会が、徳島県鳴門市の賀川豊彦記念館で行われた。華字紙・日本新華僑報(電子版)が伝えた。

その他の写真

報告会は阿波歴史民族研究会(林博章会長)が主催し、専門家ら約65人が参加した。調査は3月に林会長ら3人が実施。林会長は、現地で撮影した写真などを見せながら、西日本から中国大陸南部にかけては同じ「照葉樹林文化圏」で、納豆など発酵食品や紙製品を作る点など共通点が多いと報告した。

また、雲南省ブーラン(布朗)族に伝わる「竹筒酸茶」も披露された。「竹筒酸茶」は竹筒に茶葉を詰め、少なくとも3か月間土中に埋め乳酸発酵させたもの。徳島特産の「阿波番茶」も木桶に茶葉を漬けて発酵させることから、製法が似ているとして、報告会は「阿波番茶のルーツ」と紹介した。

林会長は「山間部に村落がある点や茶を発酵させる点など、阿波と雲南省は非常に似ている」と話し、参加者も「竹筒酸茶」を写真に収めたり、味見をしたりするなど、阿波文化のルーツに大きな興味を示していた。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携