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19日、スイスの国際経営開発研究所(IMD)が「2010年世界競争力ランキング」を発表。長年1位の座を守ってきた米国が3位に転落し、シンガポールが1位、香港が2位にランキングされた。写真はシンガポール。
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2010年5月19日、スイスの国際経営開発研究所(IMD)が「2010年世界競争力ランキング」を発表。長年1位の座を守ってきた米国が3位に転落し、シンガポールが1位、香港が2位にランキングされた。中国は昨年の20位から18位へとランクアップ、日本は同17位から27位へと大きく後退した。20日付で人民網が伝えた。
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同ランキングはIMDが1989年以来毎年発表しているもので、「マクロ経済」「行政効率」「企業効率」「インフラ整備」の4大分類、計300項目以上の指標に基づいて分析している。今年のランキングは特に金融危機の影響や財政状況が考慮されたが、アジア経済の台頭を反映して同地区の新興国の躍進が目立った一方で、ランキング1位の座を長年保ってきた米国が3位に転落したことが特徴的だった。
主要国・地域のランキングは以下の通り。
1位:シンガポール
金融危機の影響を受けながらも、アジア経済の回復を十分活用。昨年のランキングは3位。
2位:香港
シンガポール同様、アジア経済回復の影響。昨年も2位。
3位:米国
金融危機と経済衰退のリスクが競争力に影響したものの、巨大な経済規模やビジネス分野における強大な管理能力、他を寄せ付けない先進的な技術力などを持ち、総合的には上位2位と大差はない。昨年は1位。
4位:スイス
経済状況は基本的に良好で、財政赤字や債務水準、インフレ率、失業率はいずれも低く抑えられている。
8位:台湾
昨年の23位から大きく躍進。
18位:中国
新興4か国・BRICsの中では最上位。昨年20位。
23位:韓国
27位:日本
31位:インド
38位:ブラジル
51位:ロシア
(翻訳・編集/HA)
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