「中国をヨーロッパの一員に引き入れるべきだ」ドイツ駐ロ次席大使が発言―ロシア紙

Record China    2010年5月21日(金) 22時34分

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15日、ロシア紙はドイツ駐ロ次席大使の発言として「中国はドイツの発展に不可欠の存在だが、早期に欧州の一員に迎えないと制御できなくなる可能性がある」と報じた。写真は上海万博に出展された宇宙服のサンプル。中国が研究開発した船外活動用宇宙服「飛天」の一部。

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2010年5月15日、ロシア紙は「誰が中国をヨーロッパへ導くか?」と題した記事を掲載し、ドイツ駐ロ次席大使の発言内容を紹介した。それによると、強大なポテンシャルを秘めた中国は、現在と将来のドイツにとって欠かせない存在であり、同国の外交政策の中でも特別な地位を占めている。しかし一方で、「中国を早期にヨーロッパ・大西洋文明圏の一員に引き入れる努力をしないと、コントロールが効かなくなる可能性がある」との考えを示した。18日付で国際在線が伝えた。

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記事によると、同次席大使は「中国は、現在ドイツで生産するすべての商品を手に入れる購買力を持っている」とその経済的実力を高く評価し、「あと20年もすれば、中国は世界最強の経済体になるだろう」と予想する。さらに、「中国は世界最大の技術大国にもなり得る」とし、自動車やスーパーコンピューター生産においても優れた能力を持つようになると語った。

また、ドイツは現在の中国にとって、自動車・機械・エネルギー・製薬などの分野で最大の輸出相手国であり、かつ投資国でもあると指摘。特にエネルギー分野においては、中国は世界最大の電力需要を有する国。海外投資家にとっては極めて魅力的であり、ドイツの太陽エネルギー関連産業からみると、中国には無限のチャンスがあるという。

一方で、「中国は独自の核開発・制御能力や宇宙開発能力も有しているため、今すぐにヨーロッパ・大西洋文明圏に引き入れる努力をしないと、西側は独自の文化を持つ東方の巨人をコントロールできなくなる可能性がある」と指摘した。(翻訳・編集/HA)

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