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16日、シンガポールのリー・シェンロン首相はシンガポール中華総商会北京レセプションの席上で「中国がシンガポールに追いつくにはなお10年〜15年必要だ」と語った。写真はシンガポール。
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2010年5月16日、シンガポールのリー・シェンロン首相はシンガポール中華総商会北京レセプションの席上で「中国がシンガポールに追いつくにはなお10年〜15年必要だ。さらに、その時が来ても、なお両国間には“差異”が存在するはずだ」と語った。環球網が17日付で伝えた。
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シンガポール紙ザ・ストレーツ・タイムズによると、リー首相は「両国関係のさらなる発展を願っている」としながらも、「双方には大きな差異がある」と語る。「なぜなら、シンガポールと中国では世界との関係樹立において方法論が違うからだ」。
レセプション席上でリー首相は「中国経済において、外国企業による中核への介入は許されていない。しかし、シンガポールの経済において外国企業は極めて大きな位置を占めている」と主張。さらに「シンガポールは中国と比べ、人脈よりもルールを重視し、開放性や精鋭主義を求める傾向にある」と語った。また、英語・中国語を中心とする多言語社会である点も指摘した。
リー・シェンロン首相はシンガポールの「国父」リー・クワンユー氏の長男で、広東省の客家(ハッカ)系出身。2004年8月12日に第3代首相として就任して以来、第三期目になる。この間、何度か訪中し、2009年には温家宝首相と会談、「中国・シンガポール新自由貿易協定と双方の労務協力に関する了承の覚書」を締結した。シンガポール・メディアはこれを、両国関係の経済・貿易関係における大きな発展だと評価している。(翻訳・編集/小坂)
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