「今日はどちらで渋滞に?」、自動車の増加で都市部の渋滞が深刻に―独メディア

Record China    2010年5月16日(日) 18時53分

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13日、ドイツの放送局ドイチェ・ヴェレのウェブサイトは「今日はどちらで渋滞に?」と題した記事を掲載し、中国の都市部において渋滞が深刻化していると伝えた。写真は6日、北京の渋滞。

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2010年5月13日、環球網によると、ドイツの放送局ドイチェ・ヴェレのウェブサイトは「今日はどちらで渋滞に?」と題した記事を掲載し、中国の都市部において渋滞が深刻化していると伝えた。

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中国人が誰も彼も自転車に乗っていたのはすでに過去の話。今や6人に1人は自動車の運転免許を持っており、2009年の1年間だけを見ても2200万人も増加。自家用車もそれに伴って増加の一途をたどり、渋滞も激しさを増している。

全国人民代表大会のある委員会が4月にまとめた報告によれば、北京市はここ2年間で渋滞の平均時間が1日3時間30分から5時間に増加。2008年1月には市内の通行を許可された小型自動車は320万台だったが、現在では420万台と100万台も増えており、現在も毎日2000台もの自動車が新たに登録されている。中国のネットユーザーの間では「ごはん食べましたか?」という従来の挨拶文句を「どちらで渋滞に?」に変える人がにわかに増えているという。

上海市では自家用車の運行を制限しており、1994年から登録制限が続けられている。自家用車を制限する動きは他の都市にも拡大しており、広東省広州市では今年開催予定のアジア競技大会に合わせて自動車の運行を制限する計画となっている。

渋滞緩和の兆しも出てきている。各都市でさまざまな対策が講じられているほか、渋滞を嫌う動きや、政府の購入補助金政策の効果がすでに飽和状態に達しており、中国国内での自動車購入に鈍りが出始めていると指摘する経済学者もいる。(翻訳・編集/岡田)

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