世界の高速鉄道競争に中国も参戦、先進国の脅威に―米紙

Record China    2010年5月17日(月) 6時50分

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13日、米ワシントン・ポスト紙は、中国が世界の高速鉄道競争に参戦しようとしていると報じた。中国政府は巨額の資金を投じて高速鉄道事業に積極的に取り組んでいる。写真は四川省内の都市を結ぶ高速鉄道。

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2010年5月13日、米ワシントン・ポスト紙は、中国が世界の高速鉄道競争に参戦しようとしていると報じた。2009年、中国は世界最大の自動車生産工場となり、現在は航空機の製造に力を注いでいるが、高速鉄道事業にも積極的に取り組んでいる。環球網が伝えた。

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高速鉄道の分野では日本の新幹線とフランスのTGVが代表的な牽引役だったが、近年、中国も大きな進歩を遂げている。運行速度や営業距離で世界トップ、延伸計画でも積極的な姿勢を見せており、2012年には他の国々の高速鉄道網すべてを足した距離をも上回る見込み。また、中国の鉄道車両メーカー、南車四方機車車両は現在、時速380kmの高速列車を開発中で、2011年には北京と上海を結ぶ京滬高速鉄路での運行が予定されており、距離1318kmをわずか4時間で結ぶ計画となっている。

その中国が海外市場にも目を向けている。各国の鉄道事業は金融危機や景気後退などにより立ち後れるようになっており、米GEトランスポーテーション・システムが中国から技術導入するなど、各国がその顧客となりつつある。中国の高速鉄道事業は、米国の十数倍に及ぶ資金を政府が拠出することで急速に成長しており、鉄道先進国にとっても脅威的な存在になりつつあるという。(翻訳・編集/岡田)

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