これならもう盗まれない?バス設備の相次ぐ盗難に「奇策」で対抗―湖北省武漢市

Record China    2010年5月9日(日) 17時27分

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7日、湖北省武漢市のバスに備え付けられたレスキューハンマーの盗難が相次いでいるため、「奇策」が導入されたという。写真は同市内のバスに備え付けられたレスキューハンマー。

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2010年5月7日、長江日報によると、中国各地のバスには事故時の脱出用に窓ガラスを壊すための道具「レスキューハンマー」が備え付けられているが、湖北省武漢市のバスにはハンマーならぬ、レスキューレンガが搭載されているという。

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本来ならばレスキューハンマーが備え付けられている場所だが、あるのは黄色く塗られたレンガ。赤い字で「レスキューレンガ」と書いてある。いかにも適当に作ったような雑な作りだ。もともと武漢市のバスには1台あたり6本のレスキューハンマーが備え付けられていた。しかし問題は盗難。昨年は1万6000本がなくなってしまったという。

「どうせ盗まれるのならば少しでも安いものを」との考えで採用されたのがレスキューレンガだった。ハンマーが盗まれた場合、レンガを補充している。ただし評判は最悪。見た目が悪いという意見だけではなく、車内でケンカが起きれば武器にされてしまうのではと不安がる人もいるようだ。

ただそもそも問題を考えてみれば、心ない人がハンマーを盗んだのが全ての始まり。まずは人々の公共心を養うことから始めなければならないだろう。(翻訳・編集/KT)

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