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5日、黄小晶・福建省長を団長とする3000人からなる福建省経済貿易文化交流団が台北市に到着した。黄省長らは6日間の滞在期間に11都市を訪問、約700億円に上る受注を行う予定だという。写真は黄小晶福建省長。
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2010年5月6日、香港紙・大公報によると、黄小晶(ホアン・シャオジン)福建省長を団長とする3000人からなる福建省経済貿易文化交流団が5日、台北市に到着した。黄省長らは、6日間の滞在期間に11都市を訪問、240億台湾ドル(約695億円)に上る受注を行う予定だという。環球時報が伝えた。
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記事によると、今回組織された同交流団は、国民党政府の国政研究基金会が招待して実現したもの。同省長は今回の訪台の目的を「親類・友人である同胞を訪ねて商売をすること」としている。古い友人を訪ね、理解を深めあうとともに、更なる経済協力の可能性を探りたい構えだ。
6日正午、同交流団が台湾の対中国交流窓口機関である海峡交流基金会の江丙坤(ジアン・ビンクン)理事長と会食した際、江理事長も「福建省はすでに台湾企業の積極的投資先となっている。黄小晶省長の訪台により、経済、文化、観光、購買・受注などの分野における相互投資がさらに前進することを信じる」と述べた。また、午後には黄省長の講演が行われ、同省長は「中台間の協力においては福建・台湾間が試験的に先行して行う」との中国国務院の方針にも触れた。
同省長が講演で最初に言及したのが福州市平潭県の平潭総合実験区建設についてだ。同実験区は台湾の出資者が直接開発・建設し、台湾側が自主管理を行うという構想で、税務、融資、サービス機関の設立など台湾企業などの便宜を最大限にはかるとしている。実験区には企業だけでなく農家も誘致し、現地収穫の台湾農産品を中国市場に提供していくという。(翻訳・編集/津野尾)
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