韓国が金総書記訪中に不快感、中国大使通じ外交圧力―中国メディア

Record China    2010年5月6日(木) 17時3分

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5日、金正日総書記の訪中により、中韓の戦略的パートナー関係に亀裂が入ったと韓国紙が報じた。金総書記の電撃訪中という「裏切り」を受けた韓国政府は中国を強く非難しているという。写真は上海万博の北朝鮮パビリオン。

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2010年5月5日、韓国紙・中央日報は「金正日(キム・ジョンイル)総書記の訪中により中韓の戦略的パートナー関係に亀裂が入った」と題した記事で、金総書記の電撃訪中という「裏切り」を受けた韓国政府は中国を強く非難していると報じた。6日付で中国広播網が伝えた。

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記事によれば、韓国外交通商部のシン・ガクス第一次官は3日、張●森(=金が3つ、ジャン・シンウェン)駐韓国中国大使に、金総書記訪中に対する韓国政府の考えを伝えた。韓国政府が特定の案件に関して中国大使を呼ぶのは極めて異例。これに続き、4日にはヒョン・インテク韓国統一相が張大使に対し、「朝鮮半島情勢は極めて緊迫している。中国は今こそ『責任感のある国』らしい行動にでる時だ」と圧力をかけた。

韓国海軍の哨戒艦「天安(チョンアン)」が3月に黄海で沈没し、乗組員46人が死亡した問題をめぐり、韓国では北朝鮮関与説が高まっている。北朝鮮に強い影響力を持つ中国が韓国の戦略的協力パートナーとして韓国寄りに立つことが期待されていたが、今回の金総書記訪中で韓国は「中国に裏切られた」と激しく非難している。

これに対し、中国の複数の専門家らは「中朝首脳の往来はこれまでも定期的に行われている。今回も早くから決まっていたことで、天安の沈没事件とは関係ない」とした上で、「中国にジャッジをさせようというのは幼稚な考え」などと反論している。(翻訳・編集/NN)

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