2010年5月3日、上海財経大学万博経済研究院の陳信康（チェン・シンカン）院長は上海万博の経済効果を北京五輪の3．49倍と予測している。ニュースサイト「中安在線」が伝えた。

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陳院長の試算では、上海万博がもたらす各産業への波及効果は794億7700万元（約1兆1126億円）、消費拡大は468億6400万元（約6560億円）。上海万博を目的に上海を訪れる観光客の主な支出は飲食とショッピング、レジャーの分野に集中すると見ている。

政府の発表によると、上海万博の総投資額は286億元（約4004億円）、うちパビリオンの建設やインフラ整備などに180億元（約2520億円）、万博運営費が106億元（約1484億円）となっている。上海万博事務協調局の説明では、運営費106億元の半分以上は入場券の純利益で回収できるとしており、残りの部分も協賛企業や支援企業からの供出金やグッズの売り上げなどでカバーできるという。ただし、運営費の回収はほぼ見込めるとしても、建設費の資本回収には一層の努力が必要だと記事は指摘している。（翻訳・編集/本郷）