怪獣か古代生物か?謎の生き物が河の魚を食う(3)―福建省三明市

Record China    2006年12月4日(月) 11時5分

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ついに謎の生物を追うための特別部隊が出動した。いくつもの舟につけられた巨大な網を引き、河をさらっていく。やがて夜になり、漁を続ける部隊の網に大きな手ごたえがあった。

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福建(ふっけん)省三明(さんめい)市を流れる大金河(ダージンホー)で、問題となっている未確認生物の追跡がいよいよ開始された。特別部隊が編成され、その経験と勘を生かして捜索に全力を尽くす。彼らは全長1000mもある強度の高い大網を何枚も重ねて、巨大な捕獲網を完成させた。

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捜索には非常な危険を伴うため、特別部隊以外の乗船は禁止だと一度は断られたが、レコードチャイナのカメラマンは特別に撮影を許可された。何そうかの小船が河岸を慎重に進んで行く。1時間後に網を上げてみたところ、小さな魚が1匹かかっていただけ。さらに網をセットし直すと、もう夕暮れを迎えようとしていた。

辺りが暗くなった頃合いを見計らい、再び巨大な網で水中をさらう。小船の上では、経験豊かな漁師が緊張の面持ちでたばこに火をつけた。謎の巨大生物とのせめぎ合いの瞬間を、皆が待ち構えている。持って来た酒を口にして落ち着こうとする者もあり、いてもたってもいられない様子だ。

そのとき突然、動きがあった。河面の水が激しく波打ち、網が大きな生物を捕らえる感触を得た。「きた!これだ!」一番年長の漁師が叫ぶと、その合図で全員が網を取りおさえ、それぞれの舟を少しづつ岸へ近づけていった。水面下の生物の激しい動きに臆することなく、それぞれ長年の経験をフルに活かし慎重に獲物を捕らえた。無事岸辺にたどり着いたとき姿を現したのは、全長1.5m、重さ30kgを超える巨大魚が2匹。驚いたことに、経験豊富な漁師でさえ見たことがないという珍しい魚だった。当然種類が分かる者は誰もおらず、皆首をかしげていた。

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