中国人の観光消費、断トツの高成長を持続=低迷の日本を尻目、世界第4位に浮上―国連

Record China    2010年5月3日(月) 16時5分

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4月28日、中国は09年、フランスを抜いて世界第4の観光消費国となったことがわかった。写真は多くの中国人が訪れるタイのバンコク。

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2010年4月28日、国連の世界観光機関が発表したところによると、中国は09年、フランスを抜いて世界第4の観光消費国となったことがわかった。中国人観光客の海外旅行での消費額は437億ドルに達した。5月2日付で環球時報が伝えた。

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同機関によると2000年から、中国人観光客による消費額が平均年22%の速度で増加しており、08年は362億ドルで世界第5位、そして09年はドイツ(808億ドル)、米国(731億ドル)、英国(485億ドル)に次ぐ第4位に躍り出た。中国人観光客の消費は外食、宿泊、観光地での消費などに集中しているという。

経済危機の09年、中国の消費額は21%の成長を記録したが、上位10位のうち同消費額が増加したのは中国とオランダだけ。しかもオランダはわずか0.4%の伸びだというから、中国の観光消費における成長は突出している。同機関によると、中国における05年の観光旅行出国者数はのべ3100万人、2020年には3倍を超える1億人に達するとみられている。

記事は、経済が低迷する日本が上位5位にも入っていないことを指摘、日本に遅れをとる中国観光業界だが、今や多くの国が日本ではなく潜在的な巨大市場である中国に目を向けている、と伝えた。ちなみに最大の観光客受け入れ国はフランスで、米国、スペイン、そして第4位の中国と続く。中国を訪れる外国人観光客は5090万人、中国の観光収入は397億ドルだという。(翻訳・編集/津野尾)

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