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28日、3日間の日程で訪中したサルコジ仏大統領について、中国のネット上は歓迎と非難の入り混じった舌戦が展開されている。写真は28日、西安入りした同大統領。
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2010年4月28日、3日間の日程で訪中したサルコジ仏大統領について、中国のネット上は歓迎と非難の入り混じった舌戦が展開されている。29日付で環球時報が伝えた。
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サルコジ大統領は28日、西安咸陽国際空港から中国入り。30日夜に行われる上海万博の開幕式にも出席する。しかし、同大統領は08年に発生したチベット暴動問題に絡み、同年の北京五輪開会式を欠席したという経緯もあり、中国のネット上での反応を見ると、中国国民の心情は複雑な模様だ。
訪中賛成派の中には「成熟した落ち着きのある人物」「サルコジに『がんばれ』と言いたい」などの歓迎コメントも見られたが、多くは棘を含んだ批判意見。「あれだけ中国を非難しておいて今さら訪中するとは。中国を利用しようとしているだけだろう」「二枚舌の発言は信じられない」などが代表的なものだ。
中立的な意見の中には、「サルコジ大統領は中仏関係に建設的な進展をもたらさないかもしれないが、外交面で言えば歓迎すべきこと」「いずれにせよ、フランスが重要国であることは確か」との書き込みも見られた。
なお、仏紙フィガロの報道では、フランスのネットユーザーの多くは中仏関係の修復を期待し、今回の訪中支持を表明しているという。
サルコジ大統領は、28日に北京で胡錦濤国家主席と会談。国営新華社通信の報道によると、同大統領は「世界に中国は一つ」とし、台湾やチベットが中国の領土の一部であることを示した。(翻訳・編集/愛玉)
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