<チャイナ・インプレッション>北京オリンピック、市民のマナー改善など課題は山積み

Record China    2006年12月1日(金) 15時29分

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北京オリンピック・メインスタジアムの工事は順調だが、交通網の整備、環境の保全、市民のマナー教育など、まだまだ課題は山積みだ。

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2006年11月30日、北京市では、オリンピック開会式の会場となるメインスタジアム・国家体育館の建設工事が着々と進んでいた。オリンピックという国際的なビッグイベントに向け、開催都市・北京をはじめ、近隣都市は急ピッチで整備されつつあるが、一方で解決すべき課題がまだまだ多く残されており、政府は頭を悩ませている。

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特に現在問題となっているのが、交通網の整備や性急な開発により汚染されてしまった環境の保全などのほか、中国の「内面」ともいえる市民のマナー向上についてだ。近代都市としてのハード面の発展に比べ、例えば、ゴミのポイ捨てや街中での立小便、並んでいる列への割り込みなどといった、「悪いマナー」がなかなか改善されないのだという。

オリンピック開催まで、あと2年余り。「鳥の巣」という愛称で呼ばれるオリンピックスタジアムに、世界の注目が集まる日は刻一刻と迫る。ハード・ソフトの両面から国際都市として成長を遂げるため、政府は今後、市民のマナー向上という最も「難題」に取り組むことになるだろう。中国国民の友好的なもてなしを通じて、2008年の北京が、感動的な舞台となることを期待したい。

今、大きな変容を遂げつつある中国。4千年以上もの歴史と、多くの可能性を秘めた未来が交錯し、さまざまな魅力が溢れている。その未来に、パワーに、進歩にと、世界から今もっとも熱い視線を集める中国。<チャイナ・インプレッション>では、現在、そして未来の中国の表情をありのままにお届けします。

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