「公海上での訓練は合法」、日本メディアに「事実に基づいた報道を」―中国国防部

Record China    2010年4月24日(土) 8時52分

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22日、中国国防部の黄雪平報道官は、中国海軍のヘリが海上自衛隊の護衛艦に接近した問題で、「日本メディアが大げさに騒ぎ立てている」とした上で、「あくまでも中国軍の『正常な訓練』」だと述べた。写真は中国海軍。

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2010年4月22日、中国国防部の黄雪平(ホワン・シュエピン)報道官は、中国海軍のヘリが海上自衛隊の護衛艦に接近した問題で、「日本メディアが大げさに騒ぎ立てている」とした上で、「あくまでも中国軍の『正常な訓練』」だと述べた。23日付で環球時報が伝えた。

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黄報道官は「関係国」に対し、主観的憶測でむやみに推測せず、如何なる過激な行動も取らないよう、また、正常訓練をしている中国海軍の艦隊に対し、長時間にわたり近距離で付きまとわないよう呼び掛けた。

記事によれば、日本メディアは中国海軍の艦隊が今月10日、沖縄近海を通過中に沖ノ鳥島付近を航行し、同島を一周するなど「威嚇行為」を取ったと報道したが、中国の軍関係者は「当時は正常な防衛措置を取っただけ。沖ノ鳥島にも到達していない」と反論した。なお、中国は同島を「岩」と主張しており、「沖ノ鳥礁」と呼んでいる。

記事はまた、日本の自衛隊やメディアは中国艦隊の出現に恐怖と不安を感じているが、岡田克也外相は21日の国会答弁で「中国艦隊が日本近海を通過するのは合法だ」と述べたほか、外務省関係者も今回の件が日中関係に及ぼす影響は限定的だとの考えを示していると報じた。

黄報道官は、「今回の公海海域での訓練は、年度計画で決められたこと。国際法にも符合しており、他国に対する威嚇行為には当たらない」とした上で、「関係国のメディアは責任ある態度で、客観的事実に基づいた報道をすべき。むやみに事実を誇張して矛盾を作り上げ、対立感情をあおるべきではない」と反論した。(翻訳・編集/NN)



   

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