中国が二桁成長に復帰、シンガポールは16年ぶりの高成長…アジア諸国の回復鮮明―中国紙

Record China    2010年4月20日(火) 7時13分

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15日、中国は今年第1四半期の経済成長率を発表した。11.9%増というほぼ3年ぶりの高成長は、エコノミストの予想を裏切るものとなった。写真は今年3月、安徽省の工場新設現場。

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2010年4月15日、中国は今年第1四半期の経済成長率を発表した。11.9%増というほぼ3年ぶりの高成長は、エコノミストの予想を裏切るものとなった。18日、環球時報が伝えた。

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予想を超えた高成長を世界各国のメディアは大きく報じた。米CNNは「12%近い高成長」と二桁成長への回帰を報じ、2009年に米国と日本の経済が深刻に後退するなかにあっても中国はなお経済成長を維持したと驚きをあらわにした。中国にとってはもはや当然の感もある二桁成長だが、5年連続での実現が世界史的にも4回しか記録されていない。1960年代の日本、1970年代のシンガポール、そして1992〜1996年、2003〜2007年の中国だ。

金融危機から回復しているのは中国だけではない。アジア諸国の回復基調が鮮明となった。14日、シンガポールは今年第1四半期の成長率を13.1%と発表。16年ぶりの高成長となり、中国をも上回る伸びとなった。韓国は7.5%、インドネシアも5%の高成長が予想されている。経済低迷に苦しむ日本だが、HSBC銀行は2010年の成長予測を1.7%に引き上げた。

高成長の裏側で懸念されるのが貿易摩擦。人民元切り上げ問題に新たな論拠を提供することになりそうだ。また景気対策が住宅、株式バブルを招いているとの懸念もあるほか、出口戦略をどのように実施するかも課題となる。(翻訳・編集/KT)

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