<レコチャ広場>熱心に納税する米国富裕層、宝石を買うのに忙しい中国富裕層

Record China    2010年4月18日(日) 17時23分

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中国では急速に進む格差社会化が不安要因となっている。17日、新浪ブログのエントリー「熱心に納税する米国富裕層、宝石を買うのに忙しい中国富裕層」は、米中の比較からこの問題を検討している。写真は湖北省宜昌市の宝飾店。

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中国では急速に進む格差社会化が不安要因となっている。2010年4月17日、新浪ブログのエントリー「米国富裕層は熱心に納税=中国富裕層は宝石を買うのに忙しい」は、米中の比較からこの問題を検討している。以下はその抄訳。

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4月15日は米国の納税申告最終日だった。この日、オバマ米大統領も納税したが、著作の印税などで収入は500万ドル(約4億6300万円)を超えた。所得税額は180万ドル(約1億6700万円)近い。免税となる事前単体への寄付などを差し引くと、連邦税の税率は約39%に上る。さらに各州に収める間接税もあり、金持ち優遇と言われる米国だが富裕層は高い税金を支払っていることがわかる。

米国は貧富の格差が大きいと言われるが、格差が一定以上に達した時、経済危機が起こり、格差が縮小へと向かうのが従来の歴史だ。大恐慌以後のルーズベルト政権により格差は大きく縮まった。そして今、オバマ政権は高所得者への増税と中産階級以下への減税を打ち出し、格差問題に取り組んでいる。

一方、中国はどうだろうか?先日、米ニューヨークタイムス市によると、今年1〜3月、中国が米国を抜き、宝石の都ベルギー・アントワープの輸出先一位となったという。今年の輸出高は30億ドル(約2780億円)と前年比30%増もの伸びが予想されている。

経済危機のさなかにあって、中国の格差はなお拡大を続けている。なるほど、一部経済学者が「中国経済は米国以上に自由だ」というのももっともだ。しかし米国の自由は行きすぎれば経済危機という天罰を受けてきた。中国というこの未成熟な市場が、どこまで「自由」の道を歩むことができるのか。私には不安に思える。(翻訳・編集/KT)

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