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12日、日本の華字紙・日本新華僑報は「北京は日本の古都保存法を参考にすべき」と題した記事を掲載した。写真は取り壊しを意味する「拆」の文字が書かれた北京の路地「胡同(フートン)」。
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2010年4月12日、華字紙・日本新華僑報は「北京は日本の古都保存法を参考にすべき」と題した記事を掲載した。以下はその概略。
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中国の北京は唐の長安の都市計画を脈々と受け継ぐ古い都。だが、同じく長安に倣って都市が建設された京都や奈良の方が、北京より古いにも関わらず、保存状態が良い。日本人の古都保存に対する姿勢が良く表れている。日本では1950年に世界に先駆けて「文化財保護法」が施行されたが、中国が同様の法律を制定したのは1982年になってからだ。京都では1987年、第1回「世界歴史都市会議」が開催され、世界25か国の古都から代表が参加した。中国もこれまで何度も視察団を京都に派遣し、古都の保存について学んでいる。
北京では1957年から古い城壁の取り壊しが始まった。これにより、北京の古き良き風情はすっかり様変わりしてしまう。それから時は流れて21世紀。五輪開催が決まった北京は「古都」のイメージを前面に押し出すため、昔風の建物の復旧に努めた。だが、これらはあくまでも1度壊されたものを作りなおしただけ。本当の文化とは京都のように生活の中に自然に溶け込み、蓄積されていくものだ。
どうか今の北京が50年後や100年後に再び昔風の建物を作り直すことにならないよう願う。(翻訳・編集/NN)
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