<中国製品>今度はエチレンを検出、米小売店で広がる中国製玩具撤去の動き―中国メディア

Record China    2010年4月9日(金) 20時27分

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8日、中国のラジオ局・中央人民広播電台は、中国製の人形から基準値を超えたエチレンが検出され、米国の小売店で中国製玩具を撤去する動きが広がっていると報じた。写真は広東省東莞市の玩具工場。

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2010年4月8日、中国のラジオ局・中央人民広播電台は、中国製の人形から基準値を超えたエチレンが検出され、米国の小売店で中国製玩具を撤去する動きが広がっていると報じた。

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問題が発覚したのはバレンタインデーギフトの人形2製品。基準値を超えたエチレンが検出されたため、カリフォルニア州検察は米大手小売の「ターゲット」に売り場からの撤去を命じた。以前、子ども向けアクセサリーからカドミウムが検出されたこともあり、ウォルマートやディズニーなどその他企業にも中国製玩具撤去の動きが広がっている。

2009年、浙江省寧波市の玩具企業、特にプラスチック玩具の輸出はきわめて好調で、輸出額は前年比82%増の2億8131万ドル(約263億円)に達した。しかし今回の事件はすべての玩具企業に警告を与えるものになったという。昨年、米国での消費者製品安全法改正を皮切りに、欧州連合(EU)、日本、カナダなどの先進国は玩具の安全基準強化、検査の厳格化に踏み切った。こうした貿易障壁の影響が次第に明らかになると予想されている。

中国当局は輸出玩具の大多数の品質は優れており、問題があるのはごく少数との認識を示している。しかし事前に問題を避けるよう各企業に通知し、検査能力を高める新たな方法の研究を進めているという。(翻訳・編集/KT)

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