北朝鮮、独自開発のパソコンOSは「10年前の技術」=ただし情報統制は徹底

Record China    2010年4月9日(金) 18時17分

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6日、韓国の政府系シンクタンク・科学技術政策研究院(STEPI)は、北朝鮮が独自開発したコンピューター用OS「紅星」の分析レポートを発表、「10年前の技術」と酷評した。写真は紅星の画面。

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2010年4月6日、韓国の政府系シンクタンク・科学技術政策研究院(STEPI)は、北朝鮮が独自開発したコンピューター用OS「紅星」の分析レポートを発表、「10年前の技術」と酷評した。ロイター通信中国語版が伝えた。

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リナックスをベースにした北朝鮮の独自OS「紅星」は、マイクロソフト社のOS「ウインドウズ」の影響を色濃く受けたもの。今年3月に北朝鮮に留学しているロシア人留学生が公開したデスクトップ画面は、ウインドウズとうり二つだった。STEPIは、紅星は10年前の技術だと酷評。アプリケーションソフトの少なさから北朝鮮での普及も難しいと分析した。

北朝鮮は世界で最も孤立した国家であり、海外との情報を遮断しようと躍起になっている。インターネットを教える学校の授業でも、実際のコンピューターを扱わせず、スライドで説明するだけだとか。紅星もこうした発想に基づいており、情報管理が徹底されている。インターネットブラウザー(閲覧ソフト)は決まったいくつかのサイトのみを訪問できるように制限されている。なお起動BGMはアリラン、カレンダーは故金日成主席の誕生日を起点とするものだった。(翻訳・編集/KT)

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