Record China 2010年4月7日(水) 22時20分
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3月25日、上海市で第6回「国際報道写真コンテスト」が開催された。7歳にして父子家庭を一手に支える男児の写真が、日常生活部門で銀賞を受賞している。男児はいつでも父親の緊急の呼び出しに応じるため、学内で唯一、携帯電話を持っている。
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2010年3月25日、上海市で第6回「国際報道写真コンテスト(国際新聞撮影比賽/通称:華賽)」が開催された。7歳にして父子家庭を一手に支える男児の写真が、日常生活部門で銀賞を受賞している。
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河南省許昌市で父親と2人の生活を営む郭家宝(グオ・ジアバオ)くんは7歳の小学生。母親を早いうちに失くし、異母姉はすでに嫁いでいった。父親は家宝くんを親戚に預け、家計を支えるために炭鉱へ出稼ぎに行っていたが、2年前に現場の事故で全身不随となってしまう。劣悪な環境だった職場からはほんのわずかな慰謝料が手渡されたのみ。当時まだ5歳の家宝くんの肩に、収入なき貧困家庭という苦難が重くのしかかる。以来、一切の家事を見よう見まねでこなしながら、食事や排せつなど、寝たきりの父親の介護をつきっきりで行っている。
家計の節約のために小さな家庭菜園をつくり、放課後はまっすぐ家に帰り、就寝前に少しだけ見られる大好きなアニメ番組がわずかな楽しみだという。そんな家宝くんは学年3位の成績を収める優等生。学内で唯一、携帯電話を持っているのは、いつでも父親の緊急の呼び出しに応じるため。まさにその名前通り、一家の“家宝”とも言うべき存在だ。
この健気な姿が写真で報道されると、地元民生部は家宝くんの家庭に生活保護を支給、各方面からも寄付や贈り物が相次いだという。(翻訳・編集/愛玉)
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