チベット族(蔵族、プー族)

Record China    2006年5月8日(月) 0時4分

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チベット族(蔵族、プー族)

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◆人口/ 

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人口は541万6021人。

◆地域/ 

主にチベット自治区、および青海省の海北、黄南、海南、果洛、玉樹などいくつかのチベット族自治州と海西モンゴル族チベット族自治州、甘粛省の甘南チベット族自治州と天祝チベット族自治県、四川省の阿ハ・甘孜自治州、及び木里チベット族自治県、雲南省の迪慶チベット族自治州に集まり住んでいる。

◆言語/ 

チベット語を使用する。チベット語は漢語・チベット語系のチベット・ミャンマー語族チベット語分支として分類されている。ウーツァン (衛蔵)、カム(康)、アムド(安多) の3種の主要な方言がある。チベット文字は西暦紀元7世紀頃にサンスクリットの字体を参照してつくられた、左から右へ横書きされる表音文字である。

◆宗教/ 

チベット族の人々のほとんどはラマ教を信仰している。

◆歴史/

チベット族の祖先は大昔からヤルンズァンボ河中流一帯で生活し、子孫を増やしてきた。考古学調査によって、旧石器時代、新石器時代及び金石時代の古代文化遺跡が発見されている。西暦6世紀、チベット、ロカ地区のヤルン部落の首領が部落同盟の指導者になり、奴隷制社会に入った。西暦7世紀に至って、ソンツェン・ガンポがチベット全域を統轄した。これは歴史上「吐蕃」と呼ばれている。ソンツェン・ガンポと唐朝の王の娘、文成公主との成婚は、チベット族の発展の上で積極的な役割を果たした。

清代、清朝政府は正式にダライ・ラマとパンチェン・オルドニを冊封(古く中国で、天子が臣下や諸侯に冊をもって爵位を授けたこと。漢代に始まる)して、「ガシャ」(チベット地方政府)を設けるとともに、チベット駐在大臣を任命した。1950年代において、チベット地区ではまだ、「政教合一」の封建的な農奴制度が実施されていた。1959年に民主的改革が全面的に行なわれることにより、広範なチベット族の人民は、やっと新しい生活を送れるようになった。

◆文化/ 

基本的に農業と放牧を主としており、ツアージボー川中・下流の両岸地帯と青海省湖環湖地区、原農業地区、四川省の高山峡谷と青海省の一部は、半農半牧地区である。チベット族の草原牧場は、中国全土における牧場割合の約4分の1を占め、中国牧畜業の一大基地となっている。

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