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北京市の30か所のオフィスビルで、忙しくて恋愛できないビジネスマンに、恋を射止めるチャンスを与えるイベントが開催されている。天使の格好をしたキャンペーンガールがキューピッド役だ。
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2006年11月27日、北京市の豊聯(フォンリエン)広場にあるオフィスビルに勤める趙(ジャオ)さんが、天使のコスプレをしたキャンペーンガールをビル3階のインフォメーション近くで目撃した。彼女たちは「このビル内にもし気になる人がいたら、愛のメッセージを書いてここに貼ってください」と赤いハート型のカードを配っている。
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これは「忙しくて恋愛できないビジネスマンに、恋を射止めるチャンスを!」と題した、11月26日〜12月3日までの期間限定イベントで、ここだけでなく北京市内の30ものオフィスビルに、恋のメッセージボードが設置されている。
イベント主催会社の話によると、現在、働く若者たちの悩みとして、忙しくて恋愛する暇や出会いのチャンスがないというのが圧倒的に多いという。そんな中、同じビルで働く人同士で1つでも多くの恋が生まれれば、という主旨で企画されたという。
意中の相手がいたとしても、その彼女が何階のどの会社の人か分からない、と嘆く人には、キャンペーンガール自らがその人を探し出してメッセージを手渡すという、より確実性の高いオプションサービスも用意されている。
さらに12月3日には、このイベント会社主催のお見合いパーティも企画され、募集を開始して2日目で既に673人から申し込みがあったというから驚きだ。クリスマス前に恋人を見つけようという気概が伺える。今年の冬、北京ではオフィスビルラブが流行しそうだ。
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