患者と臓器提供者の比率は100対1、巨大な闇市場でブローカーによる臓器売買が横行―中国

Record China    2010年3月30日(火) 8時59分

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29日、中国では臓器移植を必要とする患者数に対してドナー数が極端に少なく、それが臓器売買で暴利をむさぼる闇ブローカーの暗躍につながっている。写真は甘粛省蘭州市で病気の息子の治療費のために腎臓を売ると書いた紙を掲げる男性。

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2010年3月29日、中国では臓器移植を必要とする患者数に対してドナー数が極端に少なく、それが臓器売買で暴利をむさぼる闇ブローカーの暗躍につながっている。「正義網」が伝えた。

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記事によると、中国では毎年150万人が臓器移植を必要としている。しかしそのうち移植を受けられるのは1万人前後で、移植を受けられる確率は1%にも満たないという。中国でドナー数が少ないのはドナー登録制度などが整っていないためだと同記事は指摘する。一方で、その巨大な市場を狙った闇ブローカーが、ドナーと患者の橋渡しをするという構図ができているという。

お金に困って臓器を売りたい提供者と、ドナーが現れるのをひたすら待つ患者。闇ブローカーは、非常に巧妙な手口で両者の弱みにつけこむ。インターネットなどを通して肝臓や腎臓の提供希望者を募り、口裏を合わせて臓器提供者を患者の親族と偽り、偽造の証明書なども準備する。そして中国に100以上あるといわれる臓器移植手術可能な病院などとも協力し、移植手術をする。

肝臓移植の場合、ブローカーが臓器提供者に支払う報酬は数万元(数十万円)で、患者側から受け取る費用は提供者の入院費込みで15万元(約200万円)程度だという。末端のブローカー関係者は逮捕・起訴されることもあるが、トップが表に出ることはほとんどない。国内で活動するブローカーだけでも数え切れないが、香港・マカオ・台湾の患者を専門に扱うブローカーや海外の患者への提供を専門とするブローカーも、かなりの数に上るとみられる。(翻訳・編集/津野尾)

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