流動人口2億1100万人突破、80年代生まれが6割占める―中国

Record China    2010年3月30日(火) 9時58分

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26日、中国国内の流動人口は2009年に2億1100万人を突破。その60%が1980年代生まれの若者で占められている。写真は09年1月、旧正月期間の南京駅。

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2010年3月26日、中国国家人口・計画生育委員会の最新データによると、中国の流動人口は2008年に2億100万人を突破、2009年には2億1100万人に達し、うち60%以上を「80後(バーリンホウ)」と呼ばれる1980年代生まれの若者が占めていることが分かった。中国新聞社が伝えた。

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これまでの傾向と比べると、近年は自分の出身地以外で結婚してそこで子供を産み育てる「80後」が増加。彼らの多くが一人っ子政策や「優生優育」(優れた子を生み育てる)政策に対して強い関心を抱いているという。流動人口の分布状況もこれまでの東南部沿海地域への一極集中型から、新興都市圏や中西部の中心都市への多元集中型に移行しつつある。

こうした現状に行政が追いついていないことが問題になっている。中でも人口管理体制の不備から、転入先の行政サービスや保障を受けられないケースが多発。いくつかの省では情報デジタル化が遅れ、転入・転出届けの情報が関係部署に送られない事態も発生している。

このような問題を解決するため、中国国家人口・計画生育委員会は2009年に「統一管理、公平なサービス、情報共有、都市間協力、双方向調査」を目標に今後3年の間に全国規模で新体制を確立すると発表した。これまでに全国20以上の省が流動人口サービス管理システムを改善し、省内の流動人口と産婦人口のデータをデジタル化。さらに国家広域流動人口データベースを構築し、現在までに5600万件の転入情報と3492件の転出情報が入力されているという。(翻訳・編集/本郷)

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