南国の青い海に流れ込む灰色の汚水―海南省瓊海市

Record China    2006年11月28日(火) 1時58分

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眺めているうちにも、汚れた大量の廃水がどんどん海に流れ込んでいく。全く処理されていない汚水が、美しいことで知られる海南省の海に、いかなる影響を及ぼしているのか。

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2006年11月26日、海南(かいなん)省瓊海(チョンハイ)市の海岸線に面した排水溝から、大量の汚水が全く処理されないまま海に流れ込んでいる。この下水管は同市の博鰲(ボーアオ)村から、ここまで延びてきていることが分かった。

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ここから毎日、どのぐらいの量の汚水が海に直接流れ込んでいるのかは分からないが、瓊海市の海岸線の長さは43kmあり、東沙、西沙、南沙、中沙など有名な漁場が点在している。海産物が豊富で、40種類以上の高級魚が養殖されている。中国最大のキリンサイ(海草の一種)の養殖場もここにある。

中国人にとって、海南省といえば明るく美しい海というイメージが強く、毎年大勢の観光客が訪れる。しかし実際は、このように大量の汚水が排出されているのが現実だ。この垂れ流しの廃水による、環境への悪影響が懸念されている。

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