<在日中国人のブログ>日本人と中国人の「会食文化」の違いとは?

Record China    2010年3月27日(土) 12時20分

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23日、孔子の第75代直系子孫で日中関係評論家の孔健氏は、「質素で無駄遣いしないのが日本の会食文化の特徴」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。写真は東京の和食レストラン。

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2010年3月23日、孔子の第75代直系子孫で日中関係評論家の孔健(こう・けん)氏は、「質素で無駄遣いしないのが日本の会食文化の特徴」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。以下はその概略。

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日本を訪れたことがある中国人はみな一様に、会食の食事のあまりの量の少なさに不満を漏らす。3時間も4時間もかけて20品ほどの料理が出されるが、まったく腹が満たされない。「日本人はケチだ」というのが彼らの言い分だが、日本人にとっての会食は形式的なものに過ぎないのだから仕方がない。腹いっぱい食べたいなら、自分でお金を出して食べに行けば良いという考えだ。中国人は食べ残すくらいの料理を並べなければ気が済まないが、日本人はもったいなくてお天道様に顔向けできないと考える。同じアジアの国でも会食に対する考えはこうも違うのだ。

日本人は週末になると会社の同僚と夜の街へと繰り出す以外に、「忘年会」「送別会」「歓迎会」などの行事も多い。中国と違いそれらの会食はすべて自腹の割り勘だが、ほぼ強制参加に近い。中国では欠席しても「友達甲斐のないヤツ」と思われるくらいだが、日本人は職を失う恐れすらある。会食は上司と部下、同僚との大事なコミュニケーションの場でもあり、取引先との商談をまとめる大事な仕事の場でもあるのだ。

中国では接待で自腹を切ることはまずない。もちろん中国でも公金を使って派手に飲み食いすることは禁じられているのだが。だから、中国人もすべて自腹で飲み食いした上で、もう1度考えるべきだろう。それでも「日本人はケチだ」と言えるのか。

来日して20年以上になるが、毎回中国からの代表団を迎えるのが大変だ。訪中した時は公金で派手に接待されるのだが、これと同じようなことを今度は日本でもしなければならない。だが、日本の会社の接待費は限られているので、足が出た分はすべて自腹でまかなう羽目になる。やはり私は、中国人の派手な飲み食いの習慣に異議を唱えたい。(翻訳・編集/NN)

●孔健(こう・けん)

孔子の直系第75代目の子孫で、孔子研究家、日中関係評論家。山東大学日本語学科を卒業、1985年に来日。96年、チャイニーズドラゴン新聞を創刊。NPO法人日中経済貿易促進協会理事長などさまざまな日中関連の機関で代表を務める。「日本人は永遠に中国人を理解できない」「日本との戦争は避けられない」など著書多数。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。

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