燃え盛る事故車両に集まる人々、その真の目的は―湖南省衡陽市

Record China    2006年11月28日(火) 1時27分

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スポーツ用品を運んでいた貨物列車がひっくり返り、火事が発生した。うわさを伝え聞いた人々が付近から集まって来て、何か燃え残っていないかを一生懸命探している。列車が燃えていなかったなら、彼らはもっと喜んだことだろう。

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2006年11月26日の深夜1時ごろ、スポーツ用品を満載した湖南E 14256の貨物列車が、湖南(こなん)省衡陽(こうよう)市の鉄塘(ティエタン)村を過ぎた場所で脱線してひっくり返り、火事になった。これにより合計数十万元(1元は約13円)の価値がある、スポーツ用品のほとんどが燃えてしまった。車両も無残な姿になったが、運転手は幸い難を免れた。

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燃え続ける貨物列車の周りに付近の住民が集まって来たため、運転手は皆が事故処理の手伝いに来てくれたと思い感動した。しかし実際、彼らは燃え残った商品を探し出して、見つかったらすぐ持ち帰るためにやって来たことが分かった。これは中国の農村部などで、商品を運ぶ列車やトラックなどに事故が起きた時によく見られる、明らかな略奪行為だ。彼らの狙いを知った運転手は笑顔を引っ込め、人々に何も言う気がなくなった。

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