冬本番、雪景色に映える赤ポンチョの2人乗り―吉林省吉林市

2006年11月26日、吉林（きつりん）省吉林市は中国東北部に位置し、北朝鮮の国境にほど近い雪国だ。前夜から舞い落ち始めた雪が本降りとなって、街中はいよいよ銀世界に。気温は-12℃を記録し、この地も厳しい冬本番だ。

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人々はこれから冬の間、交通をはじめとする生活上、さまざまな支障をきたす大雪と向かい合わなければならない。相変わらず自転車で移動する人も見かけるが、氷点下の気温では路面もアイスバーンと化すこともあり、少しの油断で転倒する危険を伴う。

しかしこの危険な雪道を、大胆にも2人乗り走行する自転車が現れた。赤いポンチョの2人が白銀の景色のなか鮮やかに映える。カメラマンは思わず1枚、写真におさめた。2人乗り自転車は時折よろめきながらも、まるでこれから本格化する冬に挑むかのように去って行った。