米アップルが中国の調査会社に「パクリ」調査を依頼―中国

Record China    2010年3月19日(金) 15時27分

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18日、米アップルが中国の調査会社に「パクリ」の実態調査を依頼していたことが分かった。写真は09年12月、押収した大量の偽造製品を処分する北京税関の職員たち。

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2010年3月18日、米アップルが中国の調査会社に「パクリ」の実態調査を依頼していたことが分かった。京華時報が伝えた。

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依頼を受けたのは広東省広州市の某調査会社。覆面調査員の李(リー)さんは北京の有名なニセモノ市場「秀水街市場」で09年8月から調査を開始し、アップルの偽造製品が複数の店舗で売られている事実を確認。その後、張(ジャン)という男が夫婦でこれら店舗に偽造製品を卸していることを突き止めた。李さんはこの事実を警察に伝え、張夫妻は偽造商品を販売した罪で起訴された。

秀水街市場では正規の値段で1台4000〜5000元(約5万2000〜6万6000円)するアップルの携帯電話が1台700元(約9000円)で売られていた。張夫妻は1台につき10〜20元(約130〜260円)のマージンを取っていた。パクリ製品は広東省深セン市の会社から仕入れていたという。

李さんのような調査員は当初、中卒程度の学歴があれば誰でも就くことができたが、近年は法律の知識がある大卒者がほとんど。北京の調査会社に勤める張海(ジャン・ハイ)さん(仮名)によると、優秀な調査員の月収は1万元(約13万円)以上にも上る。パクリの事実を確認した後、警察に通報するまでを仕事としているため、危険性も少なく女性調査員も活躍しているという。(翻訳・編集/NN)

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