頻発する炭鉱爆発、雲南で32名が死亡の大事故(下)―雲南省曲靖市

Record China    2006年11月27日(月) 12時17分

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中国南西部、雲南省曲靖市の炭鉱で、32名の死者を出す大爆発が発生したのと同じ日に、北東部の黒竜江省鶏西市でも、炭鉱のガス爆発事故が起き21名の死亡が確認され、6人が行方不明となっている。

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2006年11月25日、雲南(うんなん)省曲靖(きょくせい)市の富源(フーユエン)県にある昌源(チャンユエン)炭鉱でガス爆発が発生し、32名の死亡が確認され、28人がけが、うち1人が重傷の大惨事となった。

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同じ日の午後、黒竜江(こくりゅうこう)省鶏西(けいせい)市の遠華炭鉱でもガス爆発事故が発生し、事故当時作業していた31人のうち、21人の死亡が確認され、6人が行方不明となっている。

中国では資源に対する需要が増加する中、炭鉱の生産量も増える一方だ。しかし多くの炭鉱は国の許可を受けずに無断で設立され、安全意識も希薄であり、炭鉱事故が相次いで発生している。

富源県は、雲南省最大の石炭生産基地である。全県の石炭産地面積は826平方キロメートルに達し、炭鉱の工場数も100を越えている。そのため、炭鉱事故の高頻度発生地域にもなっている。

2005年以来、鉱山での事故が多発するようになり、富源県で死者5人以上を出した事故は次の通り。2005年2月15日、営業許可を持たない炭鉱でガス爆発事故が発生し、27人が死亡、15人がけが。2006年7月8日、大河村の金晶炭鉱で水漏れ事故が発生、作業員7人が死亡。翌7月29日、同県の白竜山炭鉱でガス漏れ事故が発生し、11人が死亡。

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