各地で相次ぐUFO発見報告、「終末論」の影響か―中国

Record China    2010年3月13日(土) 12時52分

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12日、中国各地でこのところUFOの発見報告が相次いでいる。専門家は「終末思想の影響が大きい」と分析している。写真は09年8月、山東省で撮影されたUFOらしき謎の光。

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2010年3月12日、中国新聞社によると、江蘇省南京市、重慶市、四川省など中国各地でここ一週間、UFOの発見報告が相次いでいる。

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中国科学院紫金山天文台研究院の王思潮(ワン・スーチャオ)研究員は、「UFO関連の電話が最近、本当に多い」と話す。米航空宇宙局(NASA)が太陽付近で1000個以上のUFOが集まった群れを撮影したとのニュースがネットで流れたことが発端となったようだ。しかし王研究員によると、UFO群と言われている写真はフィルターをかけて撮影した太陽のコロナと白斑だという。

中国各地で目撃されたUFOについても、王研究員は否定的な見解を示した。南京で撮影された写真を見た後、「飛行機が高い高度で飛行していると、噴出した水蒸気が微少な粒に変化する。そのため前方が光り後方が小さくなるしゃくしのような形に見える。UFOという可能性も否定はできないが」とコメントした。UFO発見の報告が相次ぐ背景には、「終末思想の影響が大きいのでは」と分析している。

一方で、歴史上、実際に確認されたUFOも存在するという。2005年9月25日、遼寧省上空から内モンゴル中部へと飛行する螺旋状の物体が確認された。高度約200km、速度は毎秒1.5kmだった。1998年10月19日夜にも高度33kmを飛ぶ飛行物体が確認された。航空機が後を追ったが、飛行物体の速度が速すぎて追いつけなかった。

「科学者の多くは宇宙人の存在を信じている」と王研究員は話す。しかし全ては事実に基づいて語る必要があり、UFOなど未知の物体については証拠に基づいた客観的な態度をとる必要があると述べている。(翻訳・編集/KT)

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