四川大地震で子どもを失った夫婦2000組以上が新たに出産―四川省

Record China    2010年3月12日(金) 14時58分

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10日、新たな命の誕生は四川大地震で重い傷を負った家庭に新たな喜びと希望をもたらした。四川大地震で子どもを亡くした夫婦2000組以上が被災後に出産したという。写真は09年2月、四川大地震で子どもを失った夫婦が出産した初めての子ども。

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2010年3月10日、銭江晩報は、四川大地震で子どもを亡くした夫婦2000組以上が被災後に出産したと報じた。そのほとんどが35〜45歳の高齢出産だという。新たな命の誕生は四川大地震で重い傷を負った家庭に新たな喜びと希望をもたらした。

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43歳になる黄長蓉(ホアン・チャンロン)さんもその1人。2008年の四川大地震で21歳の愛娘・王莉(ワン・リー)さんを失った。被災当時、王莉さんのおなかには赤ちゃんがいた。生まれていれば黄さんの孫はもう1歳半になっていたはずだ。「幸いにも王莉を生んでから23年、再び子どもを生むことができました」と黄さんは話す。「娘がいなくなって胸に空いた穴を息子が埋めてくれればと願っています。それは無理なことだとはわかっているのですが」。

四川省の人口統計によると、地震で子どもを失った、あるいは障がい者となった夫婦のうち2000組以上が新たに出産した。被害が大きかった綿竹市では「再出産全過程サービスプロジェクト」を他自治体に先駆けて実施。高齢出産が多い対象者を無料でサポートしたほか、カウンセリングや栄養剤(葉酸)の提供などを実施した。出産を望む対象者896人のうち489人がすでに出産。109人が現在、妊娠中だという。(翻訳・編集/KT)

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