「天の半分」になれない日本女性=些細なことから見える日本の実情―中国紙

Record China    2010年3月11日(木) 12時56分

拡大

8日、新華社東京支社前社長、ガン・イエ氏はコラム記事「些細なことから日本を知る、『天の半分』になれない日本女性」で、13年間の東京駐在経験をもとに、日本女性の社会的地位の低さを論じた。写真は東京・新宿。

(1 / 3 枚)

2010年3月8日、新華網は新華社東京支社前社長、●冶(=にすいに江のつくり、ガン・イエ)氏のコラム記事「些細なことから日本を知る、『天の半分』になれない日本女性」を掲載した。ガン氏は13年間の東京駐在経験をもとに、日本女性の社会的地位の低さを論じている。以下はその概略。

その他の写真

ある大企業の広報部長が雑談の席で、「わが社の社長が初めて新華社の取材を受けた時、若い女性記者が来て驚いた」という話をした。言われてみれば、日本のように上下関係が厳しい社会で、大企業の社長の取材に大学を出たての若い女の子を派遣するのは、どう考えても不適切だった。日本のメディアであれば少なくとも、編集長か部長級を行かせるだろう。

日本は今なお男性中心の社会だ。中国の女性と比べ、日本の女性はまだ社会の半分を担っているとは到底言えない。「男は外、女は内」という考え方が根強く残っており、働く女性の大多数は補助的な仕事しか与えられず、専門知識や技術を生かせる機会は非常に少ない。給与の面でも大きく差がつけられている。

日本の女性には家事、育児、介護の責任が重くのしかかり、仕事と家庭の両立の難しさが女性に結婚や出産を躊躇させる要因となっている。近年は企業側も能力重視を掲げてはいるが、徹底されているとは言い難い。だが、その一方で専業主婦願望の強い女性も数多く存在する。理想のカップルと言われる三浦友和山口百恵夫妻がその典型だが、こうした男女分業もまた、「調和がとれた」関係だと言えるのかも知れない。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携