壊滅的な大地震、中国で当面発生せず―中国地震局

Record China    2010年3月9日(火) 21時17分

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8日、中国地震局の専門家は、最近世界各地で頻発している大地震に関連し、中国で壊滅的な大地震は当面発生しないとの見方を示した。写真は中国からチリ地震被災地へ送られる救援物資。

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2010年3月8日、中国地震局の専門家は、最近世界各地で頻発している大地震に関連し、中国で壊滅的な大地震は当面発生しないとの見方を示した。9日付で京華時報が伝えた。

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今年に入ってから1月12日にハイチでマグニチュード(M)7.0、2月27日にチリでM8.8の地震が発生し、大きな被害をもたらした。これに関連し、中国地震局の専門家は「現在の状況から見て大地震の頻発期に入ったとはまだ断言できない」と語り、「恐らく今後も大きな地震は続くが、中国大陸では壊滅的な大地震は当面発生しない」との見方を示した。

データによると、1900年以来、M7.0以上の地震は全世界で毎年平均18回、M8.0以上の地震は同1回発生している。しかし、地震の発生時期にはばらつきがあり、集中して発生する年もあれば、ほとんど発生しない年もある。一方、今年に入ってから3月6日までにM7.0以上の地震はすでに5回発生しており、平均値と比較するとやや多いが、正常範囲内だという。

中国地震局の専門家は「中国は地震多発国の1つであり、M4.0以上の地震が毎年平均145回、M5.0以上が同20回、M6.0以上が同3〜4回、M7.0クラスは平均3年に2回の割合で発生している」と語り、「中国における現在の地震活動は平均値の範囲内で、エネルギーの正常な放出状態にある。従って、中国で壊滅的な大地震は当面発生しないだろう」との見方を示した。(翻訳・編集/HA)

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