「選択性堕胎」の横行で国連が中印を批判、男尊女卑で女性の人口が減少―国連報告

Record China    2010年3月10日(水) 13時29分

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8日、性差別が原因で、中国とインドでは女性人口が8500万人も減少していることが分かった。国連開発計画の発表した男女平等に関する報告書で指摘されている。写真は中国の乳児。

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2010年3月8日、英公共放送・BBC電子版(中国語サイト)によれば、性差別を原因として中国とインドで女性人口が8500万人も少なくなっている。国連開発計画(UNDP)が8日、国際婦人デーに発表した男女の平等に関する報告書で指摘されている。

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両国で女性の人口が大幅に減少している原因は、医療体制が許している「選択性堕胎」、つまり妊娠中の子が女児と判明した際に行う人工妊娠中絶が横行していることだと指摘されている。報告書によると、特に南アジアでは男尊女卑が深刻。その状況はサハラ砂漠以南のアフリカ地区よりも劣悪で、医療、教育機会、女性参政権、家庭内暴力の廃絶の改善なくして女性の地位向上はあり得ないとしている。

アジア地区での男女の出生比率は119(男):100(女)で、世界平均の107:100と比較すると、男児の出生率が大きく上回っている。そのほか、医薬品不足や栄養状態、人工妊娠中絶によりアジアの女性人口は9600万人も少なくなっており、この傾向はさらに加速を続けているという。(翻訳・編集/岡田)

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