高雄県でM6.4の地震、過去100年で最大級―台湾

Record China    2010年3月4日(木) 15時37分

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4日、台湾南部の高雄県でマグニチュード6.4の地震が発生した。写真は高雄市。

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2010年3月4日午前8時18分(現地時間=以下同)、台湾南部の高雄県でマグニチュード(M)6.4の地震が発生した。台湾のテレビ局・TVBSの報道を中国新聞社が伝えた。

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中央気象局によると、各地の揺れは高雄市、台南市がM4、嘉義県がM6、屏東県がM4、台北市がM2。高雄県では続いて8時24分にM4.8、その後午前9時3分までに計6回の余震が観測された。また、今後2週間から1か月ほどの期間に、高雄県付近でM5〜6規模の余震が発生する可能性を発表し、注意を呼び掛けた。

震源は屏東県との県境にある高雄県甲仙郷の南東17km地点。震源の深さは5kmで、震源が住民の居住地域に近く浅かったため、体感的に大きな揺れだったという。

被害状況に関しては、震源付近で10人が負傷、3か所で山崩れ、3万戸が停電、家屋や橋梁に倒壊やヒビ、また倒壊の恐れが発生している。全土では、落石や倒壊家屋の下敷きとなったことが原因で20人が負傷したと伝えられている。台南県の紡績工場で火災が発生したほか、嘉義市で民家の火災なども確認されている。また、高速鉄道は台中〜高雄間で運転見合わせ中。

台湾地震測報センターの呂佩玲(リュー・ペイリン)副主任によると、今回の地震は高雄地区では過去100年来で最大規模だという。(翻訳・編集/愛玉)

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