<敦煌学>日本の学者が「中国より進んでいる」と自負する理由とは?―華字紙

Record China    2010年3月2日(火) 21時11分

拡大

28日、日本の華字紙・日本新華僑報は、シルクロードのオアシス都市・敦煌を研究する「敦煌学」で、日本の研究者らは「中国より進んでいる」と自負していると報じた。写真は莫高窟。

(1 / 4 枚)

2010年2月28日、中国では今年の春節(旧正月)に中央テレビ(CCTV)でドキュメンタリー番組「敦煌」が放送され、このシルクロードのオアシス都市に対する関心が一気に高まっているが、華字紙・日本新華僑報は「日本人は『敦煌学』で中国より進んでいると自負している」と紹介した。以下はその概略。

その他の写真

ドイツの哲学者ヘーゲルは「教養のある欧州人にとって、古代ギリシャは懐かしい故郷のような存在」と言ったが、日本人にとっての中国も同じような存在なのだろう。竹下登元首相は敦煌を訪れた際、「中国は日本文化の源で、日本人の精神的故郷」と感激した様子だった。日本人はシルクロードや敦煌と聞いただけで深い郷愁に駆られるのだという。海部俊樹元首相も「敦煌に行かなくては、教養がある人間とは言えない」とまで述べている。

日本は敦煌に関する研究が盛んで、文献の数も豊富だ。それに比べ、中国は現存する文献がほとんどないため、海外から高値で買い戻しているのが現状。中国敦煌研究院という機関が存在するが積極的な研究をしているとは言えず、商業的な活動にも手を出していることから、日本人からは「敦煌商業院」と皮肉られている有様だ。

どちらにしろ、中国の研究者は日本の方が進んでいるかどうかにこだわらず、日本の研究成果を参考にしない理由はどこにもないだろう。それが両国の敦煌学にとって、有意義な結果をもたらすことにつながるはずである。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携