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27日、中華慈善総会の劉国林秘書長は、中国に約1000万人いると推定される「希少疾患」患者に対する一層の関心を呼びかけた。写真は手足に大量の汗をかく症状に悩まされている中国湖南省の女性。
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2010年2月27日、中国新聞社によると、中華慈善総会の劉国林(リウ・グオリン)秘書長はこのほど、中国に1000万人近くいると推定されている「希少疾患」の患者に対する一層の関心を呼びかけた。
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希少疾患とは、流行率が低く、まれにしかみられない病気のことで、世界保健機関(WHO)の定義やその他の国のデータから推算して、中国には約1000万人の患者がいるとされている。現段階では中国には希少疾患に対する正式な定義が無いため、患者にとっては治療が難しく、治療薬の入手困難などが生じている。
劉秘書長は2月26日に開催された「2010年希少疾患科学普及宣伝キャンペーン」の記者発表で、1カ月に及ぶキャンペーン期間中に「大学でのPR活動や講座、学術・政策シンポジウム、患者の作品展示会などを通じ、病気に対する認識を広めていきたい」と抱負を語った。希少疾患に関してこれほど大規模かつ長期にわたって普及宣伝キャンペーンが行われるのは中国では初めてだという。
中華慈善総会は09年12月に希少疾患に関する基金を設立。医療チームやボランティアチームの設立援助、社会の理解・関心の向上、患者が継続的な治療を受けられるような医療保障制度の確立などを目指していくとしている。(翻訳・編集/HA)
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