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25日 アグネス・チャン日本ユニセフ協会大使が、ソマリア視察の報告会見を都内・ユニセフハウスで行った。
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2010年2月25日 アグネス・チャン日本ユニセフ協会大使が、ソマリア視察の報告会見を都内・ユニセフハウスで行った。
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「世界から忘れ去られた緊急事態を日本に、そして世界に伝えてほしい」とのユニセフ・ソマリア事務所から寄せられた声に応え、2010年2月17日から22日までの6日間、アグネス大使はソマリア北西部のハルゲイサを訪問していた。
午後1時40分、壇上に姿を現したアグネス大使は、スピーチの冒頭、いきなり声を詰まらせた。目の当たりにしてきたソマリアの現実が蘇り、言葉にならなくなったのだ。そのあと静かにソマリアの現状を語り始めた。激しく続く内戦の惨状、その影響下でおびえながら暮らす国民の生活、悪しき風習である女性器切除(FGM)の問題、そして何より生きる希望の光を見いだせず犠牲になり続けている子供たちの様子など。
アグネス大使は声を震わせて叫んだ。「戦争は人から命を奪うだけではない、生きる希望も未来への夢も奪ってしまう!」。ソマリアは実質、無政府状態が続き内戦が長期化しているため、外からの援助を受けにくい。
会見の最後、アグネス大使の語気が一段と強まった。「国の情勢が安定したら援助をする?安定など待っている余裕はソマリアの子供達にはない!今、何ができるのか、それをみなさんと一緒に考えたい」
【日本ユニセフ協会について】
財団法人日本ユニセフ協会は、先進国36か国にあるユニセフ国内委員会のひとつで日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、政策提言(アドボカシー)、募金活動を担っている。
【ユニセフハウス】
ユニセフの活動や世界の子供たちの状況を学ぶ場所として、2001年7月にオープン。開発途上国の保健センターや学校、難民キャンプなど、ユニセフの「現場」を再現した世界で唯一の展示スペースや、ミニシアター、130名収容のホールなどを備える施設。(編集/binbin)
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