<続報>日本人負傷の芸術区襲撃事件、容疑者18人を拘束―北京市

Record China    2010年2月26日(金) 9時15分

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25日、中国・北京市郊外の創意正陽芸術区で立ち退きを迫られていた芸術家らが暴徒に襲われ、日本人芸術家を含む数人が負傷した事件で、現地当局は容疑者18人を拘束したことを明らかにした。写真は昨年12月、強制立ち退きに抗議する創意正陽芸術区の芸術家たち。

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2010年2月25日、中国・北京市郊外の創意正陽芸術区で立ち退きを迫られていた芸術家らが暴徒に襲われ、日本人芸術家を含む数人が負傷した事件で、現地当局は容疑者18人を拘束したことを明らかにした。北京紙・京華時報が伝えた。

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傷害容疑で拘束されたのは同芸術区と立ち退きの件で争っていた、北京正陽建設工程有限公司社長の張栄義(ジャン・ロンイー)、同副社長の郭徳亮(グオ・ドーリアン)、無職の趙輝(ジャオ・ホイ)の3人を主犯格とする18人。記事によると、事件発生当時、トラックやショベルカーを運転していた3人が駆け付けた警察官によって取り押さえられた。3人はその後の調べで、張容疑者らの指示であったと供述。張容疑者ら3人は警察の取り調べに対し、容疑を認めているという。当局はさらに事件に関与した者がいないかどうか引き続き捜査を進めるとしている。

同芸術区は昨年末より立ち退きを迫られており、拒否する芸術家たちと現地政府との間で緊張が高まっていた。事件があったのは22日未明。マスクで顔を隠した暴徒約200人が棍棒を持って襲撃し、夜間の警戒に当たっていた芸術家数人に暴行を加えた。これを受け、北京では同日午後、市中心部の長安街で芸術家らがデモを敢行した。同地域でのデモは89年の天安門事件以降初めて。(翻訳・編集/NN)

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