米中“G2”の時代は終わった!米の新たなパートナーはインドが相応―ドイツ誌

Record China    2010年2月26日(金) 17時10分

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24日、米国と中国の2大国の関係に危機が生じており、米政府は長期的な展望から中国に代わる新たなパートナーを探す必要に迫られているとドイツ誌が指摘した。写真はインド・ムンバイ。

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2010年2月24日、ドイツの週刊誌「シュピーゲル」は、米国と中国の2大国の関係に危機が生じており、米政府は長期的な展望から中国に代わる新たなパートナーを探す必要に迫られていると指摘した。25日付で環球時報が伝えた。

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記事によると、米国の外交政策の中では、カギとなる言葉が毎年のように変化する。以前は世界の政治の中心がアジアへ向かっていることを示唆する「中国とインド」であったが、現在は「米中」あるいは「G2」で、米国にとって中国が最も重要なパートナーとなっている。では、明日はどうなるか?答えは「米印」であると指摘する。

その理由として、インドは中国の陰に隠れて目立たないが、「長期的な視点から見ると潜在的に強大な政治力と経済能力を秘めており、世界の秩序を安定させることができる」としている。さらに、米国が中国とのパートナー関係を強化しようと希望しても、中国政府はイランや北朝鮮問題で態度を変えようとは考えておらず、米政府は「G2は終わった」と意識し始めたようだという。

また、記事は「インドは米中の“G2”の影響の下、大きな圧力を受けている。従って米国は中国との関係を発展させると同時に、インドとのバランスを考える必要がある」とし、「米政府はアジア政策を中国への一点集中主義から変更し、特にインドとの関係を発展させなければならない」と主張する。

さらに、インドが新たなパートナーとして相応しい点として、「中国には政治体制というネックがあるが、インドはまだ完成はされていないものの世界最大の民主主義国家であること」「インドの人口の54%が25歳以下と非常に若い国家であることと比べ、中国はすでに高齢化社会に足を踏み入れている」の2点を挙げている。(翻訳・編集/HA)

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