<中国人が見た日本>日本旅行で痛感した「決まりを守れない中国人」

Record China    2010年2月25日(木) 13時11分

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22日、中国の著名な女性ジャーナリスト、閭丘露薇氏はブログ記事「日本旅行で痛感した決まりを守れない中国人」を中国のブログサイトに掲載した。写真は軽井沢。

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2010年2月22日、中国の著名な女性ジャーナリスト、閭丘露薇(リューチウルーウェイ)氏はブログ記事「日本旅行で痛感した決まりを守れない中国人」を中国のブログサイト・新浪博客に掲載した。以下はその概略。

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今回の日本旅行では大失態を演じてしまった。長野の野沢温泉に行って来たのだが、ペンションに着くなり、パスポートなど貴重品が入ったバッグを電車に置き忘れたことに気付いたのだ。ところが、ペンションの人が急いで駅に電話してくれ、1時間後には見つかった。この一件に、私も友人らも感嘆した。今まで様々な国や地域を訪れたが、貴重品を失くしてもすぐに戻って来た所はほとんどない。

ペンションのロビーは一晩中、宿泊者に開放されていた。私たちはそこで夜中までくつろいだり、好きな時間に温泉につかったりできた。それは宿泊者への信頼なのだろう。同行した友人の子供は北海道で、明らかに宿泊者ではない中国人たちが温泉に入っているのを目撃したそうだ。「そんなことをするのは中国人だけ?」と聞かれたが、答えに困った。

日本のように消費者に対して高い信頼を置いている社会では、逆に言えば、それを利用して良からぬことをするのも簡単だ。ペンションではデポジットも取られなかったから、宿泊代を踏み倒すことも簡単にできる。残念なことに中国人は、こうした相手の信頼を踏みにじる行為をする人が多い。数年前に東京で流行った変造テレホンカードを売ったり買ったりしていたのも、中国人が多かった。

日本人は当たり前のようにエスカレーターで一列に並び、新幹線を下車する時は座席のリクライニングを元に戻す。電車にゴミを置き去りにする人もいない。唯一、電車の中で見た、周りの迷惑も顧みず携帯電話で大声で話していた人は、中国人だった。日本で感じたことは、公共の場で求められるマナーの高さが、その社会の精神的な豊かさを表しているのではないかということだ。中国人も「自らを律する」ことの大切さを学ぶべきではないだろうか。(翻訳・編集/NN)

●閭丘露薇(リューチウルーウェイ)

中国の女性ジャーナリスト。上海出身。香港フェニックステレビ(鳳凰衛視)の著名な記者で、03年のイラク戦争でバグダッドを取材した唯一の中国人女性記者として一躍名を馳せた。「戦場のバラ」と呼ばれ、中国全土で高い人気を誇る。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。

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