中国都市部で地表水域の90%が汚染されている事実(1)―福建省泉州市

Record China    2006年11月24日(金) 12時45分

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福建省泉州市にある村では、水にガソリンのような匂いがするため3万人の住民が水を飲めなくなってしまった。たれ流された未処理の廃水により、中国の都市部では地表水の90%が汚染されているという。

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2006年11月20日、福建(ふっけん)省泉州(せんしゅう)市で、飲料水の水質悪化が深刻となっている。市郊外の村に住む農民丁(ディン)さんの話によると、ここ2、3か月の間、飲用水にガソリンの匂いがするのだそうだ。そのため3万の村人が、村から遠く離れた場所で清潔な水を求めなければならなくなった。

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日に日に深刻になる都市部の水質汚染問題を憂慮し、中国水利部は先日、「都市水利工作の強化についての意見」を発布した。その中で、水中生態系の保護と改善策の強化を主張した。

2005年のデータによると、中国全土での汚廃水の排出量は717億tで、そのうち3分の2は何の処理もされずに直接川などに流されているという。その結果中国の都市部では、地表水域の90%が汚染されているそうだ。

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