トンガで暴動発生、現地在住華僑193人が帰郷―福建省厦門市

Record China    2006年11月24日(金) 10時16分

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今月16日にトンガ王国の首都・ヌクアロファでデモ隊が暴徒と化し、政府機関や商店を襲撃した。華僑の店も多数が襲われて財産を失った人もあり、現地での暮らしをあきらめた193人がチャーター便で帰国した。

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2006年11月23日、南太平洋、ポリネシアの島国トンガ王国に定住していた華僑193人が、中国の国航チャーター便により無事に福建(ふっけん)省厦門(あもい)市の空港に到着した。以前派遣されていた外交部チームも、同機で帰国した。

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トンガの首都・ヌクアロファで今月16日、民主化を審議していた国会が、改革案への投票を見送って休会したことに対し、怒った若者が暴動を起こし、数千人が政府機関や商店などを襲撃した。市中心部のビジネス街では、半数近くの建物に火が点けられたという。これにより少なくとも8名が死亡、約30軒の華僑の店が襲われたり焼かれたりした。現在、同市の状態は落ち着いているという。

この動乱により、駐トンガ中国大使館には華僑約50人が避難したが、大使館が必要な措置を講じたため、死者やけが人はでなかった。しかし破壊や略奪により一部の華僑が財産を失い、帰国したいという意思を示したため、今回のチャーター便が運航されることとなった。

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