なぜ官僚の汚職は後をたたないのか?政権党の腐敗は中国の危機に―中国誌

Record China    2010年2月18日(木) 17時58分

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2010年2月、雑誌・求是に中国共産党中央紀律委員会研究室の邵景均研究員の論文が掲載された。同氏は政権党内部の腐敗こそが危機だと指摘している。写真は汚職で逮捕された元重慶市司法局局長・文強の家から押収された現金と美術品。

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2010年2月、雑誌・求是に中国共産党中央紀律委員会研究室の邵景均(シャオ・ジンジュン)研究員の論文が掲載された。同氏は平和な時代においては、政権党内部の腐敗こそが危機だと指摘している。17日、中国新聞網が伝えた。

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邵研究員によると、腐敗との戦いは1949年の新中国成立以来、一貫して続けられていたものだという。毛沢東はかつて腐敗は社会主義を揺るがす要因であり、深刻になれば「第二の革命」を招くと警告している。現在の胡錦濤(フー・ジンタオ)政権も腐敗対策を重視しており、対策を続けている。

しかし腐敗対策を続けても汚職は後を絶たない。それはなぜか。胡主席は次のように分析しているという。第一に一部の党員幹部は本当の意味でのマルクス主義的世界観を確立しておらず、権力や金、そして性の誘惑に負けてしまう。第二に体制改革の過程にあって制度整備が不完全なため、有効な規制と監督とが確立されていない。そして第三に腐敗を許す土壌が今なお温存されているという3点を指摘した。邵研究員は腐敗の理由は多方面にわたっており、今後も徹底した対策を続ける必要があると主張した。(翻訳・編集/KT)

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