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長年西安市民に愛されてきたパンダの「シンシン」が、17歳で死んだ。写真は2001年に撮影された、元気だった頃のシンシン。夏の暑い季節に氷を与えられて涼んでいる。
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2006年11月23日、陜西(せんせい)省西安(せいあん)市の野生動物園の飼育係・陳紅斌(チェンホンビン)さんが、がらんとしたパンダのおりの前で涙にくれている。前日、彼が12年間飼育を担当してきた雄のパンダ「シンシン(秦秦)」が、永遠に彼の元を去ったのだ。
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11月22日の明け方5時、シンシンは肺に重度のうっ血、水腫、左心室の拡張、肝・腎臓に軽度のうっ血、脳委縮の症状を抱え、つまり老衰により命を落とした。
シンシンは世界で唯一の茶色と白のパンダ、今は亡き「タンタン(丹丹)」が、1989年8月31日に生んだ子どもだ。この17年間、非常に多くの観光客が彼を見にやって来た。西安市民と子どもたちにとっては、よい友達だった。今シンシンの死を悲しむ声が、市中にあふれている。
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