<レコチャ広場>中国にも蔓延する「トヨタ病」、国民をモルモットにするな!―中国

Record China    2010年2月17日(水) 17時54分

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12日、中国の作家・古清生氏が中国のブログサイトに「中国のクルマはトヨタ車より危険か?」と題した記事を発表した。写真は昨年11月、江蘇省南京市で「車の安全」をテーマに開かれた展示会。

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2010年2月12日、中国の作家・古清生(グー・チンション)氏が中国のブログサイト・捜狐博客に「中国のクルマはトヨタ車より危険か?」と題した記事を発表した。以下はその概略。

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トヨタのリコール問題は、利益を追求するあまり、消費者の安全をないがしろにした結果だと思う。しかし、中国も他人事ではない。中国の各自動車メーカーも今、ものすごい速さでトヨタと同じ方向に進んでいるように見える。中国は自動車の生産・販売台数で世界一となったが、品質を管理・監督し、消費者の権利を守る制度は整っていない。

各メーカーが示す生産・販売台数はどれも驚異的な数字だが、今のような体制で作り出されたクルマは、1台1台が時限爆弾だと言っても過言ではない。市場経済において、当局が目を光らせるべきなのはクルマの安全面であって、生産・販売台数ではない。だが、今の中国は政府がメーカーの尻を思いっきり叩いている状態。このままでは、いつ第2のトヨタ問題が起きても不思議ではない。

中国車のマイナス情報はメーカー側の圧力で表ざたにならないことが多い。そのため、中国の消費者は長い間、命がけでメーカーの“テストドライバー”の役割を背負わされてきた。つまり「モルモット」だ。だが、今こそ中国は目を覚ますべき。消費者の安全を最優先に考えた法の整備を進めてもらいたい。官僚が乗っている高級車も、安全が保証されている訳ではないことを肝に銘じるべきだ。(翻訳・編集/NN)

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