<就職難>今年の大学新卒予定者630万人!年末の就職率目標は80%―中国

Record China    2010年2月19日(金) 16時23分

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16日、中国人力資源・社会保障部の最新データでは、今年の大学卒業生の数を約630万人と見込んでいる。同部では大学新卒者の就職率を年末までには80%以上にしたいとの目標を掲げている。写真は10年1月、浙江省杭州市で開催された大学生向けの就職フェア。

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2010年2月16日、中国人力資源・社会保障部の最新データでは、今年の大学卒業生の数を昨年より19万人多い約630万人と見込んでいる。同部は大学新卒者の就職状況について、今年も引続き厳しい状況が続くと予測し卒業(中国では7月)時点での就職率を70%前後、今年末までには80%以上にしたいとの目標を掲げている。済南日報が伝えた。

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同部のデータによると、大学卒業生は2000年度が107万人。03年に初めて200万人を超えると毎年平均50万〜60万人のペースで急増し、09年には611万人と600万人の大台を初めて突破。今年は09年よりもさらに19万人増加し、約630万人の卒業が見込まれている。

一方、09年の大学新卒者の就職率は約87%に止まっており、同部では今年の大学新卒者の就職状況も非常に厳しいと予測している。このため、中国政府は今後、大学新卒者に対する就職推進策を展開して行く予定だという。具体的には、既存企業における就業枠の拡大推進、大学卒業生を対象とした起業支援などを活用し、同部は今年の大学生の卒業時点の就職率を70%前後、年末までには80%以上にしたいとの目標を掲げている。

同部によると、大卒新卒者以外の就職状況も09年第3四半期(7〜9月期)以降回復しつつある。しかし、これには地域性と業界別の特性があり、全体で見ると金融危機以前の状況には戻っておらず、今後の予測も難しいという。(翻訳・編集/HA)

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