万里の長城、700キロが新たに発見される―陝西省

Record China    2010年2月15日(月) 12時55分

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14日、中国陝西省で秦代(紀元前778年−同206年)と隋代(581年−618年)に建造された万里の長城が新たに発見された。写真は陝西省の万里の長城。

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2010年2月14日、中国陝西省で秦代(紀元前778年−同206年)と隋代(581年−618年)に建造された万里の長城が新たに発見された。新華網が伝えた。

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陝西省考古研究所と西北大学文博学院の合同調査隊が発見した。今回新たに発見されたのは秦の昭襄(しょうじょう)王の時代に建造された約200キロと、隋の時代に建造された約500キロ。

戦国時代から各地で建造が始まった万里の長城は、中国を統一した秦の始皇帝により連結、延長された。現在の姿になったのは明代(1368年−1644年)に入ってからだが、これは隋代に建造された長城を基にしたものだ。隋代のものは、秦の昭襄王の時代に建造されたものが基になっている。

万里の長城の全長は昨年4月、従来の定説より2000キロ以上も長い8851.8kmに上ることが、当局の測量調査で明らかになっている。自然浸食や周辺住民の保存意識の低さなどから、現在も状態が良好とされる部分はわずか513.5km(8.2%)に過ぎない。陝西省当局は今回の調査結果を今後の保存活動に役立てたいとしている。(翻訳・編集/NN)

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